「本に載っている通りのアンブシュアの形がつくれない。」
もっと上手くなりたい、そのためにはどうすれば…
と、本を読んでみたり、ネットで検索してみたり…
その行為はとても素晴らしいことです⭐︎
ただ1つ、忘れて欲しくないことがあります。
「文字で表現するのには限界がある」
ということ。
いくら画像付きで丁寧に書かれていても
人それぞれ、体つきや骨格バランスが違います。
だから、全く同じようにしたからといって
“あなたに合ったアンブシュアではないかもしれない”
ということです。
※ここからのお話は、あくまで
「こういう事例もあるからね」
というお話です。
我流でOKという話ではありません。
・下唇を巻き込む
・下顎を少し前に出す
・口角を左右に引っ張る
これは、私が中学生のころ、
教わったり本で読んで学んだ形です。
学校に指導の先生が来られていたので
その先生がこれまで学ばれてきたことだと思います。
特に不自由なく、この方法でサックスを吹き続けていましたが
高校生の頃、個人レッスンで次のようなことを言われました。
「君は下顎がしっかりしているし、噛み合わせも上下揃っているから
下顎は意識して出さなくていいよ」
衝撃でした。
でもそのやり方にして、顎の疲れが格段になくなったのです!
それはそうですよね、下顎を出すというのは
ほぼ楽器を演奏するときにしかやらないことですから。
その後、大学生の頃に別の先生の元で
違うアンブシュアを教わりました。
その先生は
・口角は、すぼめる
という形でした。
当時、多く学んでいた現代音楽を演奏するには
とても安定して吹きやすいアンブシュアだったのですが、
音色がガラッと変わり、家族には不評でした…
今は、アンブシュアはこの形で、
楽器を吹くときの体の使い方を変えて
当時とは違う音色で演奏しています。
私は挑戦したことはありませんが、
ジャズでは上下の唇を巻き込んで演奏する方もいらっしゃいますね。
このように、アンブシュア1つでも さまざまなスタイルがあります。
どうか、手元にある情報通りのアンブシュアが作れないからと
その通りにやろうと必死にならないでくださいね。
あなたの体つきや骨格バランス、
どのような音楽を演奏したいかによって変わります。
本やネットに書かれていることは あくまでも情報の1つです。
プロに指導を受けられる状況であるなら
先生に相談してみてください。
自分で一生懸命、練習されているのであれば、
自分の体の様子をよく観察してみてください。
楽器を演奏するということは、
日常生活では使わない筋肉をたくさん使うので
筋肉痛になることもありますが、
日常生活に支障をきたすようになってしまう
症状もあります。 (顎関節症など)
そのような状況にならないためにも、
体の変化には特に敏感になってくださいね!
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